酒井 利信 |
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SAKAI Toshinobu | |||||||||||||||||||
【主な研究テーマ】 |
私の研究は、武道を対象としています。武道は、日本の長い歴史の中で、信仰や宗教、政治、芸能など様々な文化と交流をもちつつ、それ自体が優れた身体運動文化として成熟したものです。従って、武道の大きな特徴の一つは、その文化性にあります。私は、武道の文化的側面に焦点を当てて、文献学的アプローチにより、これを日本精神史の中に位置づけていく研究をしています。 現在、武道はジャパノロジー(日本学)の対象として世界的に興味が持たれています。つまり、武道を通して日本を知ろうとする人が海外に沢山いるということです。こういった世界的な要求に応えるべく、「武道ワールド」(Budo World)というプロジェクトを展開しています。具体的には、武道文化に関する様々な知見を、学術的な裏付けをしながら、バイリンガル・ウェブサイト(https://budo-world.taiiku.tsukuba.ac.jp/)を通して日本語と英語で発信しています。また、国際的ネットワークを拡大しながら、フォーラムを継続的に開催しています。 主な研究データ(体育専門学群):武道の歴史・思想 |
【研究キーワード】 |
武,道,技術,思想,流派,流祖,修行,稽古,心法,信仰・宗教(神道,仏教・禅,道教,儒教),能楽,茶道,教育,生涯武道,日本精神史,日本文化史,国際化 |
【研究業績】 |
『日本精神史としての刀剣観』第一書房,1~404頁,2005 日本武道学会優秀論文賞 受賞,2008 『英訳付き日本剣道の歴史 A Bilingual Guide to the History of Kendo』スキージャナル,1~351,2010 『刀剣の歴史と思想』日本武道館,1~341,2011 Ideology of the Sword : A Spiritual History of Japanese Culture. Nippon Budokan,1~252,2014 『武道研究の道標』デザインエッグ,1~224,2018 『武道研究の最前線』デザインエッグ,1~251,2018 |
【課外活動指導実績】 |
体育会剣道部副部長 |