令和2年度 卒業研究領域 スポーツ産業学
特 色
人々の暮らしにおけるレジャーの意味や役割を出発点に、ビジネス化を続けるスポーツのあり方を考える領域です。スポーツのビジネス化は、スポーツの文化にどのような影響を及ぼしているのか、ビジネス化と格差の問題(ビジネス化しにくい競技種目、ビジネス化によって疎外される人々、人々の暮らす地域における格差の問題など)には、どのように向かい合っていけばいいのか、また、スポーツビジネスに必要な人材、その養成方法とは、などを主なテーマとしています。各種の共同研究に参加するため(スタジアムやアリーナ等における)学外活動、他大学の学生・教員との活動が多い領域です。通常の授業以外に参加できるゼミ生で進める勉強会もあります。スポーツビジネス、レジャーリゾートビジネスで求められるマネジメントやマーケティングに関する基礎的知識と基礎的な実践力を養成することをねらいとする卒業研究領域です。領域に所属した学群生の進路は、進学、民間企業(商社、金融、保険、広告代理店など)、教員、公務員、民間スポーツ企業(スポーツ用品メーカー、スポーツ用品流通業など)など、多岐にわたります。
教育内容
【講義】
スポーツ産業の概念や歴史をレビューし,スポーツ産業の規模と構造について理解を深める。スポーツ産業において必要なマネジメント、マーケティングの基礎的な内容を学び、スポーツのビジネス化の功罪について考察する。これからの人々の暮らしにスポーツ産業の果たすべき役割について概説する。
【演習】
主に以下のような内容を扱います。
・人々の暮らしにおけるスポーツやレジャーの意味と役割について理解を深める。
・スポーツビジネスに関わる企業行動について理解を深める。
・スポーツビジネスに関わる消費者行動について理解を深める。
・グラスルーツスポーツの普及・発展の方策としてのCSV戦略について理解を深める。
・マーケティングリサーチの基礎(調査設計、データ作成、統計分析)を学ぶ。
【実習】
観戦型スポーツ(Jリーグ、SAMURAI BLUE、なでしこジャパン、サッカー皇后杯=全日本女子サッカー選手権大会、全日本高校女子サッカー選手権等)や参加型スポーツ(日本スポーツマスターズ等)を事例に,(1)プロスポーツにおける観戦者行動や(2)社会貢献型スポーツイベントにおけるスポンサーシップ、(3)イベントマネジメントに関する調査研究を行います。
指導教員
仲澤 眞
准教授 (領域代表)
嵯峨 寿
准教授
高橋 義雄
准教授
連絡先:仲澤(B503、メール:
nakazawa.makoto.fb@u.tsukuba.ac.jp
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写 真
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