論文受理
今野聖大さんの論文がGait & Posture誌のにアクセプトされました。バスケットボール競技のジャンプシュート動作における予測的な姿勢制御がシュートの精度に影響するのかについて、ディフェンダーからのプレッシャーの有無による予測的姿勢調節(APAs)の変化に着目し明らかにした研究です。本研究では、フリー条件(ディフェンダー無し)と比べてプレッシャー条件(ディフェンダー有り)においてシュート精度の低下と共にAPA持続時間が短縮されました。さらに、APA局面中の姿勢の安定性の指標である足圧中心(COP)の速度とシュート精度との間に負の相関関係が認められました。つまり、APA局面におけるCOPの速度が速くなるほどシュート精度が低下することが示唆されました。
Konno Kiyohiro, Itaya Atushi, Kizuka Tomohiro, Ono Seiji
『The effects of pressure on anticipatory postural adjustments during a jump shot in basketball』
Gait & Posture,2024