論文受理
吉村悠成先生の論文がAttention, Perception, & Psychophysics誌にアクセプトされました。
本研究は、観察者の眼の高さと水平面上の視標との相対的な高さ(垂直距離)の違いが、観察者に接近する視標の速度知覚に及ぼす影響を検証したものです。対象者は、相対的な眼の高さが異なる条件下で接近刺激を観察し、過去に呈示された刺激と比較して、現在の視標の速度が速く感じられたか遅く感じられたかを判断しました。
その結果、相対的な眼の高さが大きい条件では、視標の速度がより速く知覚され、速度弁別の精度も高いことが示されました。さらに、眼と視標がなす垂直方向の角度(俯角)の変化量が速度知覚と関連していることが明らかになりました。
以上の結果から、相対的な眼の高さは俯角に関する視覚情報を介して、奥行き方向の速度知覚に影響を与えることが示唆されました。
Yoshimura Yusei, Kizuka Tomohiro Ono Seiji 『Relative eye height modulates perceived velocity of targets approaching along a horizontal plane』
Attention, Perception, & Psychophysics, 88(1), 5, 2025.
DOI.
https://doi.org/10.3758/s13414-025-03155-x