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令和2年度 卒業研究領域 体育史・スポーツ人類学
特 色  体育・スポーツのもつ今日的意義や文化的意味について、歴史学的視点や文化人類学的視点を通して探求します。スポーツがどのように始まり、社会や人間との関わりで今日まで発展してきたのかを知ることは、今後の体育・スポーツのあり方を導き出すために重要です。それをベースにして、それぞれの地域の体育・スポーツの発展に関わることができるからです。また、スポーツによる国際開発も基礎学問の応用として行われています。
 歴史や文化を学ぶことの応用的実践も試みています。オリンピックの歴史と文化を実際の教育的プログラムとして展開したり、様々な国や地域での体育・スポーツの発展や社会の発展に寄与することに関わります。
 留学や海外での交流活動を行いながら、体育・スポーツと社会への関わりの大切さを体得しながら学んでいます。
教育内容  授業科目には,講義として「体育・スポーツ史」(2年次)、「世界の体育・スポーツ史」「スポーツを通じた国際開発」(2年次)「オリンピック教育」(4年次)が開設され,歴史を学びつつ,実践的な展開へ結びつけられるような構成になっています。
 また,演習では「体育史・スポーツ人類学演習」が用意されていて、史料の収集,整理の基礎について学習する一方,オリンピック教育の実践、そしてスポーツを通じた国際開発の方法について学びます。集中での演習は、合宿形式で大学院生も加わって実施しています。江戸時代の藩校での教育、伝統的綱引き、東京1964大会の競技場や金栗四三記念マラソン大会の視察など、伝統的スポーツやオリンピックレガシー調査なども行われます。
 国際開発については,それを専門とするJICAと連携して,インドネシア、ルワンダでの開発プログラムなどに参加しています。
 体育・スポーツの歴史や人類学を学ぶことは,体育・スポーツの未来を作り出すというコンセプトを実践的に学びます。
指導教員 真田 久 教授 (オリンピックの歴史とその教育プログラム、嘉納治五郎の教育思想)(領域代表)
山口 拓 助教 (スポーツを通じた国際開発、カンボジアの体育・スポーツの文化)
大熊 燦雨 助教 (体育・スポーツ史学、伝統スポーツ・武術の歴史と文化)
大林 太朗 助教 (オリンピック教育学)
写 真

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