見附市いきいき教室との交流会 発表内容のご紹介

(1)私の筋トレ生活
(2)久野研究室筋トレ体験記
(3)いきいき教室での体験:71歳青春を謳歌

筑波大学いきいき教室1期生   菊地 静乃(筋トレ6年)
筑波大学いきいき教室2期生   安達  功(筋トレ5年)
筑波大学いきいき教室3期生   石井 克己(筋トレ4年)

(1)私の筋トレ生活


                   筑波大学いきいき教室1期生
                              菊地 静乃(筋トレ6年)

<見附との交流>
<いきいき教室への入会と経過>
 退職後、週3日の非常勤として机に向かう事務仕事ばかりとなってしまっていた。明らかに運動量が減り、筋力も体力も落ちてくるのではないかという不安があった。そんな折、ある友人から筑波大学で「いきいき教室」が開設されるという話を聞き、日頃の運動不足を解消できるのではないかという期待を持って受付をした。入会には健康診断が必要だったが、問題もなく入会を許可された。

 教室には週2回のペースで通ったが、そこでの楽しさとある種の生きがいのようなものを感じその2回が待ち遠しくてたまらない気持ちになっていた。また、できれば運動指導者のようなものになりたいとも考えたが、負担が大きいと感じ自身の筋トレに徹する事にした。この6年の間には様々なことがあり、止めようかとも考えた時期もあったのだが、休むことなくよく続けることが出来たものだと自分でも感心してしまう。疲れを感じている時でも、少し無理をして教室に行き、筋トレをすると、とてもさわやかな気分を味わうことが出来る。

 教室での筋トレのおかげで、家庭菜園での作業もそれほど苦にならず、収穫の喜び、友人へ出来た野菜を食べていただける喜びが得られ、心身ともに健康でいられるのも、感謝である。教室でのトレーニングや指導のおかげで、ウォーキングも日常生活の一部となった。

 現在、70歳以上の医療費負担の増加が騒がれているが、教室での筋トレでその医療費も少しは削減できるのではないかと考えている。貯筋はとても大切である。これからの人生を夫婦二人で励まし、助け合いながら、明るく楽しく送っていきたいものである。

<いきいき教室での効果>
1 膝の力の強化
2 骨粗しょう症の予防、骨量アップ

最後に、この久野研究室「いきいき教室」を運営されている、久野先生、またその他大勢の大学院生の皆様へ、機会を与えてくださったことを感謝いたします。
また、今回見附の方々との交流が出来たことは久野先生の功績の賜物であると感謝申し上げます。



(2)久野研究室筋トレ体験記


                   筑波大学いきいき教室2期生
             安達  功(筋トレ5年)

 この度、見附市サポータズクラブの皆様と私達のTWC(筑波大学ウエルネスクラブ)との交流会を持てる機会に恵まれ大変嬉しく思います。
久野先生を始めいきいき教室関係者と見附市健康福祉課いきいき健康係並びにサポーターズ・クラブの皆様のご尽力により交流会を行なう事が出来、心より感謝申し上げます。
  久野研究室のスタッフの方より見附市の高齢者に対する健康増進・指導・管理への取り組みのお話聞き、そのご努力に深い感銘を受けています。
 私達は昨年12月に久野研究室スタッフの方と参加者の方の懇親会の席上にて久野先生より、このグループで親睦会を作ってはどうかとの提案あり、その場で全員が賛成され、その後役員の選出、グループ名をTWC(筑波大学ウエルネスクラブに決まり、会員制にして活動を少しずつ行なって来ました。
  会員の生活環境・トレーニングの時間帯等での違いから全員参加の行事は大変難しい事です、皆さんで日帰りバスツアーでもと話あっていた頃久野先生より現在活発に活動している見附市の健康福祉施設(ネーブル見附)の施設の見学と筋トレに励んでいるサポーターズクラブの人達との交流会の提案がありました。
 役員会にて検討の結果交流会を実施する方向で準備を進めて来ました。
9月に入り見附市健康福祉課健康いきいき係の武石様が筑波大の久野研究室に来場された時に私達は役員会を開いていました清水さんより見附市の武石さまが来ていると聞き研究室での会合が終わりしだい私達の会合に参加して頂く用にお願いした所心よく参加していろいろとアドバイスをして頂き実現出来る事を確信致しました。
さて私事に成りますが平成12年1月で定年退職になり、失業保険・年金・企業年金と頂き、家でぶらぶらしていました、半年後の市の健康検診にて血糖値が高いので再検査を受けその結果を報告して下さい、との通知を受け再検査の結果血糖値高く医者より糖尿病と言われ、血糖値を下げる薬を服用する事になりびっくりしました。原因は退職後の3食・間食・昼寝つきの生活であった、カロリーの取りすぎで生活習慣病なると言われました、自覚症状もなくどうすれば良いかわかりませんでした。食事の量を減らしただけでは効果有りませんでした、医者より適度に身体を動かす運動が必要と指導を受けました。
  つくば市主催のいきいき健康教室に参加して週1回90分のインストラクターの指導で健康体操を行なうことに成りました、始めの頃はきつく感じました段々慣れ体も動くようになりました、またウォーキングも始めました。
  私の、久野研究室への入会の動機は市のいきいき健康教室に一諸に参加していた人から進められて、家内と一諸に申し込みました。健康チエックを受け、後日第2期生の参加の許可を得トレーニングが始まりました。しかし、私は半年後の9月初旬急に、歩いたり、2Fの階段昇降等、胸が苦しくなり歩けなくなりました、安静にしていれば息苦しさはなく、医者にて検査の結果は(心電図・血圧)共に異常無し、脱水症状・熱中症と言われ薬も出ず1〜2日で直ると言われた、しかし2〜3日経っても改善されず息苦しさは続きました。
 丁度、久野研究室の体力測定の時でしたので鰺坂先生と松田先生に状況を説明した所直ぐに負荷検査をして頂き、5分も経たない内にストップが掛かり、直ぐに入院・治療を受けなさい、狭心症ですといわれ、紹介状と検査データーを受け取り直ぐに病院へ行き、病院の医師より検査データーを見て即入院、家には帰れませんと言われ私と家内はビックリしました。
  翌日、カテーテル検査・治療を受け、翌日の8:30頃に器具が外されほっとしました。
病名は(右冠動脈狭窄症)と診断され心筋梗塞の一歩手前でした。二週間入院後退院しました、その後少しずつ身体を動かしながら運動量を増やし現在はほぼ体調も戻っています。
ちなみに、久野研究室で負荷検査をしていなければ、今頃はここに居ないかもしれません。
  これも久野研究室にてトレーニングに参加させて頂いたお陰と感謝いています。現在は1年半程前より糖尿病の薬は服用していません。現在までの4年半余り久野研究室にてトレーニングをさせて頂き体力も同年代の方と比較しても勝っていると思います。
久野研究室でウォーキング会を行なった時歩く前に体力測定が行なわれ、貴方の体力年齢は51歳と言われたときはびっくりしました、これ本当!!そのほか、体力測定、動脈硬化、MRI等診断をして頂いています、又、大学や産業技術総合研究所などで無料で診断の状報源にも成っています。
 久野先生から高齢者の長期のトレーニング(10〜20年)のデーターが無いので皆さんがたで日本で最初のデーターを作ってほしい旨の話があり皆で頑張ろうと話していました。
これからも久野研究室に家内共々お世話になりますのでよろしくお願いいたします。

私の一週間
  月曜日  トレーニング、又グランドゴルフ
  火曜日  AM:グランドゴルフ PM:パソコン教室
  水曜日  トレーニング
  木曜日  グランドゴルフ
  金曜日  AM:市のいきいき健康体操 PM:トレーニング
  土・日曜日は時々皆さんとウォーキングにでかげます。
その他、役員会等の打ち合わせ、時間を見つけては週/3〜4回は1時間〜1時間半ほど歩くように心がけています。
家内も私と一諸にトレーニング、市の健康体操、グランドゴルフ、ウォーキングなど出来るだけ体を動かすようにしています。
私が、ここまで継続出来たのは家内の協力があったからこそ出来たと思います。家内に感謝しています。
ご静聴有難う御座いました。



(3)いきいき教室での体験:71歳青春を謳歌


                    筑波大学いきいき教室3期生
                          石井 克己(筋トレ4年)

1 はじめに
 この度、筑波大学久野研究室いきいき教室の親睦会員と見附市の皆様と交流できる機会に恵まれましたことは、久野先生はじめ大学の関係者の皆様、見附市市役所健康福祉課いきいき健康係サポータズ・クラブの皆様、そして今回の親睦旅行を計画された幹事の皆様のご尽力に心から感謝致します。
 皆様の活動の様子につきましては、かねてから伺っておりましたが去る9月15日(木)夜9:15からのNHK総合テレビ「ご近所の底力」健康体操大集合を聴取して皆様方の溌剌としたお姿と、市職員の方のご努力により市として高齢者の健康管理への取り組み、医療費の大幅な抑制等、素晴らし成果をあげておられることを知り、あらためて深い感銘を受けました。
 本日は、皆様方との交流の場で、いきいき教室に入った動機、効果、今後どうするかについて、この場をお借りして発表するよう幹事の方に言われましたので、私のつたない経験と多分に個人的なことになりますが、お許を頂き話をさせて頂きます。
私は、久野研究室いきいき教室3期生の石井でございます。昭和9年5月生れの只今71歳の青春を存分に謳歌している者でございます。

1、 入会の動機
 入会の動機ですが、先程、自己紹介で3期生と申し上げましたが、実は家内は平成13年4月に入会した2期生で私より1年前から教室でトレーニングをしておりました。私達の住んでおります町から大学のある、つくば市までは30分位かりますので1年間ドライバーを務め、待っている時間に、大学の構内をウオーキングしておりました。大学のいろいろの施設を外から見ているうちに大学が身近に感じるようになっておりました。家内からトレニングの成果を聞いておりましたので、平成14年の募集の際に、いち早く手をあげて入会する機会に恵まれ、現在で3年半継続しております。
 入った当初は、いろいろな検査や、測定を受けました。最初のトレーニングは足の筋力をつけるため器材を使って、上岡先生の「セーノ・ハイ」の掛け声で、膝を曲げたり伸ばしたりしました。トレーニング開始前と後では筋力が目に見えてアップしてきました。暫くして行なわれた体力測定で体力バランスが正6角形に近くなり体力年齢が実年齢より随分若いとの評価を頂きトレーニングを継続する大きな励みになりました。また、ここまで継続できたのは家内と二人でやってきたからと思っております。

2、 日常の生活
 いきいき教室での成果を申し上げる前に、私の日常生活にふれさせて頂きます。御市でも組織化されていると思いますが、60歳以上で健康で働く意欲のある方達の集まりであるシルバー人材センターに平成12年11月に入会をし
て、現在週3日程度働いております。次に、趣味として6年位になりますが、家内と一緒に社交ダンスを週4日習っております。週2日のいきいき教室と組み合わせると、私の一週間は次のようになります。
  月曜日;シルバー人材センターの仕事で公民館等の公共施設の定期清掃作業。
  火曜日;いきいき教室でのトレーニング。
  水曜日;シルバー人材センターの仕事で町内の企業、店舗、一般家庭を回って営業活動。
  木曜日;水曜日と同じ仕事、夜、社交ダンスの練習。
  金曜日;いきいき教室でのトレーニング。夜、社交ダンスの練習。
  土曜日;午後、社交ダンスの練習。
  日曜日;午前、社交ダンスの練習。
ウオーキングはこの間、適宜時間をとって二人で実施しております。水曜日・
木曜日は趣味と実益を兼ねて極力歩いて回っております。ただし、ダンスは運動量の割にはあまり歩数があがりません。

3、 成果
 いきいき教室でのトレーング、社交ダンスを始める前には、体重;86キロ、
ウエスト;105センチの時がありました。現在は、体重;77キロ、ウエスト;
85センチ身長は171.5センチで変化はありません。
 次に、いきいき教室でのトレーニングと社交ダンスとの相乗効果について申しあげます。ダンスは、最初ステップの足型を覚えることからはじまり体の動きと音楽のリズムに乗り軽快に踊れるようになるまでには、脳を刺激し、体を動かしてして覚えなければなりません。リズムに乗るにはトレーニングで鍛えた足腰の強さが非常に役立っております。特に、ワルツのように上下の動きがある種目では存分に成果を発揮しております
 少し自画自賛になりますが、過日、アメリカに行ったとき、ある公園で写した写真を見て、あちらの人からお前はナイス・ボデイで30代位と大好評でした。ただし、木の陰で顔が見えなかったのが良かったのかもしれません。あちらの人の体型は私達の倍位のお腹をしております。
 更に、教室のトレーニング監督の若い世代で次代をリードするであろう皆様とお話をする機会が出来たこと、トレーニングを通じて同じ目的を持った皆様と交流でき仲間が増えたことも大きな成果の一つです。
                  

2005.6.18 ミズリー州 ローディングリバー 州立公園にて。

4、今後の抱負
 先ず、私の生活に大きなウエイトを占めているシルバー会員としての業務をトレーニングを通じて得た成果を活かして今後も継続をして行きたいと思っております。ここで、次のような詩がシルバーの事務所のトイレの中に掲げてあったのでご紹介します。

年はとっても 白髪でも
  頭ははげても 若い気で              
   恋を忘れた  野暮な人
     色気を出さなきぁ ボケますよ

とありますので、色気を忘れないためにも、社交ダンスを体の動くまで続け、パートナーが発するエネルギーを吸収して、いつまでも心身共にいきいきと若さを保って行きたいと思っております。更に、筋力トレーニンッグには、年齢制限がないとのことですので、教室から、もう、あなたは来なくてもいいですよといわれるまで、これから10年、20年先まで継続して頑張って行きたいと考えております。


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