水のページ

水は、人の体を構成する成分として体内に最も多く含まれ、成人で体重の約50〜65%を占める。体内の水分量は脂肪量とは逆に男性が女性より多い。また、乳幼児は成人に比べ多く、加齢とともに減少する。体内の約10%の水分が失われると生命維持が難しくなり、約20%を失うと死に至る。水のはたらきは沢山あり、栄養素の消化、吸収された栄養素の体内運搬、老廃物の体外への排泄、体温調節などに必須である。通常の生活で、成人は1日にほぼ1500〜2000mlの水を食べ物・飲み物から摂取し、排泄している。この1日に摂取している水の量と、1日に尿や便、呼吸などにより排泄される水の量は、一般にバランスが保たれている。なお、汗を多くかいた場合にはその分の水分量を補給しなければならない。とくに、乳幼児は代謝が盛んな上に水分の代謝調節も未熟なこと、また高齢者は喉の渇きを感じにくくなっていることが多いので、とくに積極的に水分摂取を心がけることが大切である。

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