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抄録(中田由夫,日本体力医学会,2005)


減量後2年以上経過時における冠リスク保有数の変化:内臓脂肪蓄積量との関連−The SMART Study−

中田由夫,大河原一憲,沼尾成晴,大藏倫博,田中喜代次

【目的】減量介入後の追跡調査では,体重リバウンド量が同程度であっても冠リスクが悪化する例とそうでない例がみとめられる。本研究では,減量後から追跡調査時までの冠リスク数の増加と関連する因子を検討した。【方法】対象者は減量介入後2〜5年(平均3.6±1.4年)経過時の追跡調査に参加した女性114名であった。なお,冠リスクは収縮期血圧,拡張期血圧,HDLコレステロール,LDLコレステロール,中性脂肪,空腹時血糖とし,関連学会の基準にあわせてリスクの有無を定義した。【結果】冠リスク保有数は減量前が1.2±1.1個,減量後が0.5±0.7個,追跡調査時が0.9±0.9個であった。ロジスティック回帰分析によって,減量後から追跡調査時までに1つ以上冠リスクが増えることを,体重および内臓脂肪のリバウンド量,減量前の身体的特徴,減量中の運動プログラム併用の有無によって説明しようとしたところ,減量前の内臓脂肪面積のみが有意な説明変数として採択された。【結論】内臓脂肪を多く蓄積した女性は,減量後の体重リバウンド量に関わらず冠リスクを再保有しやすいことが示唆された。


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