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令和2年度 卒業研究領域 体育・スポーツ哲学
特 色 ~IMAGINE PE & SPORT IN THE FUTURE!!~
   体育・スポーツで生じている諸問題等を根本から見つめ直すために,そのあるべき姿を構想すべく,これらの意味・意義・価値などを考えます。社会の閉塞感を体育やスポーツが真の意味で打開するには,現状にとらわれず,根本的に,自由に,創造的に問い返すことが大切です。体育,コーチング,スポーツなどで用いられる言葉の意味・本質を捉え直し(形而上学),スポーツにおける善悪を見極め(倫理学),優れた実践やその価値を評価する(美学)ことを試みていきます。また,体育・スポーツ諸科学の理論的前提や言葉の意味を吟味するような俯瞰的なものの見方により,基礎的知見の提供を目指します。
 卒業生は,リーダー的立場に立つ教員(含大学教員),公務員,テレビ番組制作者,スポーツライター,プロ野球選手等々として活躍しています。
 物事の裏側を探ってみたい人,本や記事を読んで考えることが好きな人,何かと真剣に向き合ってみたいが未だそれが見つからない人などを歓迎します。自由な発想を楽しみながら,体育・スポーツ界の将来や可能性を一緒に構想してみましょう。
教育内容 【演習】
 基本文献の講読を通して,ものごとを論理的に考えていく方法を学び,論文作成の意義や方法・ノウハウについて,関連研究の分析や仲間への説明などを通して学習します。夏休みには,他大学との合宿研究会に参加して視野を広げる機会もあります。

【卒業研究】
 一人ひとりの興味関心を基本としつつ,指導教員や仲間との対話を通して課題を設定し,哲学的アプローチの手順を学習します。自分自身の考えを論文として表現する総合的な知識や技術の習得を目指すことで,多様な場面や仕事に対応できる汎用的な力を養います。主体的な課題設定・計画立案・遂行によって他の活動(部活動等)との両立を図りながら充実した学生生活を享受することができると思います。

【研究対象・テーマの例】
体育(教育)論:
感性や共感を育む身体教育のあり方,学生アスリートに対するフェアプレイ教育,コーチの倫理教育,体育にみる暴力性
スポーツ論:スポーツ種目の本質的価値・魅力,スポーツ組織の健全性(Integrity),e-スポーツはスポーツといえるか,科学技術の進展がスポーツの判定にもたらす意味
指導教員 深澤 浩洋 教授 (領域代表)
B棟508,fukasawa.koyo.gu@u.tsukuba.ac.jp
坂本 拓弥 助教
B棟613,sakamoto.takuya.ga@u.tsukuba.ac.jp
https://www.utphilpes.com (研究室ホームページ)
写 真

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