運動生理学は運動等により心身の活動性が高い状態へからだが変化する際、どのようにその適応が起こるのか、またその調整の仕組みを研究する領域です。本領域には運動に対する骨格筋の適応メカニズムを分子レベルで研究するグループと、運動時の呼吸循環、体温調節反応とトレーニングによるそれらの適応を研究する2つのグループがあります。
各実験室では、骨格筋培養細胞から実験動物やヒトを対象とした分子筋生理学的研究や、ヒトの呼吸循環、体温調節機能や環境適応能力に関しての応用生理学研究などを学群生や大学院生と取り組んでいます。本領域は、世界水準の研究を目指して行われた21世紀COE(Center Of Excellence、卓越した研究教育拠点)プログラム「健康・スポーツ科学研究の推進」に参加し、幼児から青年、高齢者までの運動プログラム開発に関する研究を行い、数多くの国際誌論文掲載の実績があります。学習・研究意欲が旺盛な学生の入室を歓迎します。