直線上に配置
 カテキンは緑茶の成分として有名で、ポリフェノールの一種。緑茶の他にりんご、なし、蓮根など種々の果実・野菜に含まれている。茶やワインの渋味はカテキンによる。茶やワインによって心疾患のリスクが軽減するとされる理由の一つは、カテキンの抗酸化作用、コレステロール低下作用、血圧上昇抑制作用などである。さらに、天然のがん予防物質としても期待が集まっている。
 

タンニンは、渋味やえぐ味の原因となる比較的分子の大きいポリフェノールの総称で、カテキンが縮合した物質など様々な種類がある。種々の豆類・野菜類に含まれる。カテキン同様、お茶、ワインの渋味成分である。また、コーヒーの渋味はクロロゲン酸というタンニンの一種による。タンニンは鉄の吸収を阻害することが知られており、鉄欠乏性貧血の治療で鉄剤を服用している場合は、お茶類の摂取を控えることが大切である。
直線上に配置
アイコン  
アイコン  

カテキンとタンニンのページ

アイコン
次へ
トップ アイコンホームに戻る
もくじに戻る

注目食品成分