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令和2年度 卒業研究領域 スポーツ社会学
特 色
自分たちとスポーツの関わりを総合的に捉える:私たちは,学校運動部,スポーツ少年団,フィットネスクラブなどでスポーツを実践しながら,テレビでオリンピックやワールドカップなどを見ています。メディアやグローバル企業とともに,JOCや日体協,文部科学省による政策の影響を受けて作られるスポーツの文化や制度を考えます。

自分たちの日常生活についてスポーツをふまえて考える:繰り返される日々の生活において,音楽などアートとともにスポーツは,人々の生活を活き活きさせ,豊かにしてくれます。グローバル化のなかでどのような考え方や行動が身についていくのか考えます。

スポーツを考えることから行動する:性別による不平等,国際開発と平和への貢献,環境問題,人種差別,階級格差に対して,国家的な対立を超えて考え,行動していける人になるための基礎を勉強します。
教育内容
家庭,学校,職場,地域社会,国民国家(ネーション)といった場において,スポーツは多種多様な種目とやり方で行われ,あるいは見たり,読んだりされています。スポーツ社会学は,社会,政治,経済,文化,教育の構造的変動と関係づけながら,こうした様々なスポーツを人々の日常生活の変容をふまえて考えます。

演習(ゼミ)では,こうした見方や考え方を本を読みながら身につけていきます。これまで本を読むことが苦手だった人も,書店の歩き方や本の選び方を学びながら,本の読み方を習得していきます。そして,自分の意見を述べ,議論します。さらに東京湾岸開発とオリンピックについて調査を行い,人々の生活や考え方に直接触れます。

もちろん,遊びやスポーツ,体育の歴史をふまえて,今日のスポーツの状況をトータルに考える基礎を学びます

【最近の卒論におけるキーワード】
震災復興と学校運動部活動に関する研究:陸前高田市を事例にして,ロンドン2012オリンピックのメディア言説, サッカーとナショナリティの構築,富士登山と環境破壊,皇居をめぐる女性ランナーのファッション, 沖縄におけるバスケットボール, 在日朝鮮人にとってのスポーツの意味,柔道競技者のキャリア形成, 都市における自転車,現代社会における学校体育,医療テクノロジーと身体観
指導教員 菊  幸一 教 授
清水  諭 教 授(領域代表)
下竹 亮志 特任助教
写 真

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