令和2年度 卒業研究領域 運動生化学
特 色
運動するとなぜ、元気でたくましくなれるのか?その「からくり」を解明しながらそれを育む運動・栄養プログラムを開発できる研究・開発力を養成します。特に脳の構造・機能、ホルモン作用や代謝、筋—脳連関、臓器連関などを学びながら、社会に役立つ研究開発に携われます。
指導体制:
部活優先、文武両道が基本。大学院でも競技を継続する先輩がいます。研究室には修士や博士の院生、他大学や海外からの学生・研究者(8カ国)が在籍し、国際交流も盛んなので、多くの支援と経験が得られます。
ゼミ(演習):
1回/週、演習として開催。3年次には文献研究中心に、好きなテーマで幅広く学びます。実験実習では自らの有気・無気パワーの測定に加え、血糖や乳酸閾値など生理・生化学指標を測定できるようになり、無理なく4年次の卒論に移行できます。
卒論:
卒論テーマは自由。良い結果より楽しくリアルな体験を積むことを重視しています。
進路:
中・高・養護学校教員、公務員、企業人、消防士、警察官、研究者(JISSや国公私大、大手薬品・化学メーカー)などに働く先輩達の後継者となることが期待されます。
社会連携:
征矢:
スポーツ庁研究プロジェクトで、トップ選手の睡眠・栄養・ストレスのコンディショニング研究を展開中。大手企業と次世代サプリメント(認知・疲労耐性・持久性促進)を開発中。
大森:
各種食品企業や製薬会社、公益社団法人マナーキッズプロジェクト、東京都墨田区、東京都杉並区三谷小学校、あおぞら保育園との共同研究を展開中。
教育内容
●
征矢英昭
(
そやひであき
)
教授(医学博士)/
岡本正洋
(
おかもとまさひろ
)
助教(体育科学博士)
毛髪中ホルモンを利用した新たなストレスマネージメント
激運動による中枢疲労と睡眠、脳グリコゲン代謝の関係:新しい中枢疲労回復法の開発
超低強度及び中強度インターバル運動で認知機能を増強する運動プログラム開発
大手企業との共同開発:中枢疲労を軽減する次世代サプリメントの開発
糖尿病、アルツハイマー病などによる認知機能下を改善する運動・栄養処方の開発
●
大森肇
(
おおもりはじめ
)
教授(医学博士)
運動が糖質・脂質・蛋白質代謝に及ぼす影響と多臓器連関(筋・肝・腎・脂肪組織)
競技における筋や多臓器の疲労に対するサプリメントの効果 <食品産業との共同研究>
トレーニングの効果が記憶されるメカニズム(マッスルメモリー)
運動による筋肥大と加齢時の筋萎縮に及ぼすサプリメントの効果 <製薬会社との共同研究>
運動と環境がストレス軽減に及ぼす効果 <学校、自治体、公益社団法人との共同研究>
指導教員
征矢 英昭
教 授 (領域代表)
大森 肇
教 授
岡本 正洋
助 教
征矢研 HP :
http://soyalab.taiiku.tsukuba.ac.jp/
ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センター:
https://www.arihhp.taiiku.tsukuba.ac.jp
大森研 HP :
http://www.ohmorilab.com/
写 真
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