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りん の 話

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 リンは体重50kgの成人で体内に約0.5kg存在します。その約80%がカルシウムと結合して骨や歯に存在し、硬組織を形成しています。残りの約20%は生体のあらゆる組織に含まれており、体液バランスの調節、エネルギー産生とその蓄積、細胞膜成分の合成、様々な物質の代謝調節など生命活動に直結した役割を担っています。

  リンは多くの食品に含まれていますが、主に動物性の食品に多く含まれています。また、リンは多くの食品添加物に保水や防腐などの目的で利用されているため、加工食品(ハム、ソーセージ、かまぼこなど)や半調理済み食品(レトルト食品、冷凍食品など)などの中にも多く含まれています。したがって、通常ではリンの摂取が不足することはなく、むしろ過剰になる危険性があります。リンの摂取が多くなりすぎると、カルシウムの腸管からの吸収を妨げるなどの問題が起こるので、加工食品の摂取を控えるなど、過剰摂取に注意することが必要です。

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