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        脂質(脂肪)の話
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 食品中の脂質は主に中性脂肪(脂肪あるいは油脂ともいう)で、代表的な食品はサラダ油、バター、マーガリン、マヨネーズなどで、この他肉類、青皮の魚類(秋刀魚、鰯、鯖など)にも多く含まれています。食品中には、中性脂肪の他に細胞膜の成分やホルモンの材料となるリン脂質やステロール類が含まれますが、これらはナッツ類や肉類の油に比較的多く含まれます。

  実際の食生活では、一般に植物性油脂(魚油を含む)と動物性油脂を2:1の割合を目安として摂取すると良いとか、植物性油脂と動物性油脂と魚油(魚に含まれる油)を5:4:1の割合を目安として摂取すると良いとされています。体内で合成できないために必ず食事で摂る必要がある必須脂肪酸のリノール酸、リノレン酸、アラキドン酸は植物油に多く、最近注目されているイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)魚油に多く含まれます。

  脂肪はエネルギー源として利用される他、体内で胆汁、性ホルモン、ビタミンDなどにも変化し、生体にとって極めて重要な役割を担っています。しかし、近年、食生活の欧米化に伴い、脂肪の摂取が過剰傾向にあるので摂り過ぎには注意が必要です。

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