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生活習慣病予防のための減量介入研究


  今日におけるデスクワーク中心や, 極力無駄な動きを省いたライフスタイルは, 先進諸国において共通して見出される現象で, このような身体不活動は肥満や心血管疾患, 脳血管疾患などの動脈硬化性疾患の発症に関連があると多数報告されています.

  田中研究室では, 良質の健康習慣を身につけ, 人々が健康で豊かな生き方を送る支援するための研究活動を続けています.

 

 

<研究活動>
減量が健康に及ぼす影響に関する研究

肥満者は, 体力低下や血圧, 血中脂質, 血糖, インスリン感受性, アディポサイトカインレベル, 動脈硬化度の悪化, 内臓脂肪蓄積が認められることが報告されています. 私たちは, 肥満を解消するための減量介入により, それらの項目にどのような影響があるかを研究しています.


[ 主な原著論文 ]

  1. 大蔵倫博, 和田実千, 上原一人, 中西とも子, 田中喜代次. 有酸素性運動およびエネルギー摂取制限による減量プログラムの評価: 冠動脈硬化性心疾患の危険因子への影響. 健康支援2: 12-21, 2000.
  2. Okura T, Nakata Y, Yamabuki K, Tanaka K. Regional body composition changes exhibit opposing effects on coronary heart disease risk factors. Arteriosclerosis Thrombosis and Vascular Biology 24: 923-929, 2004.
  3. 魏丞完, 大藏倫博, 中田由夫, 大河原一憲, 沼尾成晴, 片山靖富, 田中喜代次. 肥満度と介入方法の違いが内臓脂肪型肥満者の減量効果に及ぼす影響. 肥満研究12: 47-53, 2006.
  4. 片山靖富, 中田由夫, 大河原一憲, 沼尾成晴, 松尾知明, 大藏倫博, 田中喜代次. 食事制限と運動の実践による血清脂質の変化が血液流動性に及ぼす影響−減量前後の変化に着目して. 肥満研究 12: 225-233, 2006.
  5. Numao S, Hayashi Y, Katayama Y, Matsuo T, Tomita T, Ohkawara K, Nakata Y, Okura T, Tanaka K. Plasma fat concentration increases in visceral fat obese men during high-intensity endurance exercise. Obesity Research & Clinical Practice. 1(4), 273-279, 2007.
  6. Okura T, Nakata Y, Ohkawara K, Numao S, Katayama Y, Matsuo T, Tanaka K. Effect of aerobic exercise on metabolic syndrome improvement in response to weight reduction. Obesity. 15(10): 2478-2484, 2007.
  7. 笹井浩行, 片山靖富, 沼尾成晴, 中田由夫, 田中喜代次. 中年肥満男性における運動実践が内臓脂肪に及ぼす影響: 食事改善との比較. 体力科学57(1): 89-100, 2008.
  8. 野又康博, 笹井浩行, 片山靖富, 中田由夫, 大藏倫博, 田中喜代次. 減量が炎症反応とLDL粒子サイズに及ぼす影響:中年肥満女性における検討. 肥満研究. 14: 64-71, 2008.



 
減量効果の個人差に及ぼす要因に関する研究

肥満者に同一の減量または運動プログラムを提供しても, 体重の減りやすさや肥満に関連する血圧, 血中脂質, 血糖などの改善のしやすさには個人差があることが認められています. その背景には, 人種, 性, 年齢, 体力水準, 遺伝などのさまざまな背景が複雑に絡み合っているものと思われます. 私たちは, 減量効果の変動を説明する要因について, その因子の同定と影響の程度を検討しています.

[ 主な原著論文 ]

  1. 上原一人, 中西とも子, 渡邉寛, 中田由夫, 李東俊, 大蔵倫博, 重松良祐, 田中喜代次. 月経の有無および介入方法の違いが内臓脂肪型肥満女性の減量効果に与える影響. 肥満研究 7: 270-275, 2001.
  2. 李東俊, 遠藤数江, 戸村成男, 柳久子, 田中喜代次. β3-アドレナリン受容体の遺伝子変異が安静時エネルギー代謝に及ぼす影響. 肥満研究9: 70-73, 2003.
  3. 李東俊, 田中喜代次, 坂根直樹, 吉田俊秀. β3-AR遺伝子多型における減量後の追跡調査. 肥満研究10: 48-53, 2004.
  4. 中田由夫, 田中喜代次, 大藏倫博, 大河原一憲, 李東俊. ADRB3遺伝子多型が減量抵抗性に及ぼす影響: The SMART Study. 肥満研究11: 301-305, 2005.
  5. Matsuo T, Okura T, Nakata Y, Yabushita N, Numao S, Sasai H, Tanaka K. The influence of physical activity-induced energy expenditure on the variance in body weight change among individuals during a diet intervention. Obesity Research & Clinical Practice. 1: 109-117, 2007.

 

  減量プログラム終了後のリバウンドに関する研究

最近では, 減量または運動プログラム終了後, 2〜5年後の体重変化や間危険因子の変化も検討しています. また, プログラム終了後, どのような生活習慣(食習慣や運動習慣)を送っていた人がリバウンドをしにくいかについて研究しています.

[ 主な原著論文 ]

  1. 田中喜代次, 中塘二三生, 福田隆, 角田聡, 渡辺一志, 脇田正道, 吉村隆喜, 澤田恂, 前田如矢. 運動プラス食事療法プログラム終了後における自己統制的中等度運動の継続が肥満者の有酸素性能力に及ぼす効果. 日本臨床生理学会雑誌17: 355-359, 1987.
  2. 田中喜代次, 安田珠央. 減量プログラム終了後の追跡調査: リバウンドの防止を意図して. 保健の科学44: 440-445, 2002.

 

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