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令和2年度 卒業研究領域 体育心理学
特 色  体育心理学は,体育・スポーツ・健康に関する複合領域の応用行動科学である。
 「こころ」のように目に見えないものを,心理・生理・行動(パフォーマンス)の全ての指標を活用して科学的に研究することに取り組み,科学的エビデンスに基づく,スポーツ実践・サポート・教育の能力を育成する。
 体育指導者,教師,そしてコーチ,メンタルトレーニング指導士などになる学生に実践的な知識と技術を習得してもらうことを目標にしている。また,実業界など一般社会に出ていこうとする学生にも,人間理解の基礎となる知識・考え方を,スポーツでの事例をもとに学習する。教員志望の学生には体育教科の心理学,マスコミなどの企業志望の学生には,収集したデータに基づくプレゼン能力を高める指導なども丁寧に行う。体育心理学領域の研究者を志望する学生には,大学院への進学を見据え,研究手法や論文執筆に関する体系的な指導を行っていく。
教育内容

①人は運動技術をどのようにして習得するか(知覚運動学習論)
②運動を行う際に身体内外からの情報をどのように利用しているのか(運動制御論)
③試合で実力を十分に発揮するためには,どのような心理的技術が必要か
④スポーツをどのように行えば,人格形成に役立ち,また精神的健康を高めることができるか
⑤メンタルトレーニングの基礎理論と技術
⑥スポーツ競技者の「燃え尽き」現象をどうしたら防ぐことができるか
⑦スポーツ選手の精神的悩みなどをどのように理解し対処するか
⑧スポーツにおける精神の働きの日常生活への応用
⑨スポーツ健康心理学
⑩心と体の関係の理解と心身のセルフコントロール
⑪パーソナリティ理解のための基礎的知識と方法
などを習得する。

指導教員 坂入 洋右 教授 (領域代表)
國部 雅大 助教
雨宮 怜  特任助教
写 真

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